年波(としなみ)よする 親をわするな 瑞劔
(法雷カレンダー 6月の言葉)
「妹(いも)と背(せ)の契(ちぎ)り」、つまり夫婦の誓いを結ぶ結婚の日であっても、親を忘れてはならない。
その親とは、寄る年波に老いていく親であり、また、波が寄せるように「見ておるぞ、護っておるぞ、待っておるぞ」と、年々片時も離れたまわぬ大悲のみ親、阿弥陀様です。
この歌はあるご住職の結婚式に、実際に瑞劔師が贈られたものです。最愛の者と結ばれ、二人の世界に浸(ひた)る若い夫婦を諫(いさ)めると同時に、私を包み込む慈しみの親心に背を向けている、私達すべてを誡(いまし)めておられます。
忘れてはならぬ、というのは一面窮屈、でもそのお陰で、動物でなく、人間らしくいられる。
- 10日(日)2時~おつとめ 「正信偈法座」
- 今回はお勤めの前に30分ほど写経の時間を設けます。
- 任意参加ですので興味のある方はどうぞ!
2 件のコメント:
この世に生を受け育ててくれた親のご恩を忘れてならない。
それと、我を一子地、わがひとりごと見て下さる阿弥陀如来の恩徳を身を粉にして謝すべし。
恩海無量のうちに生まれ、恩海無量のうちに死んでゆく。無量の恩海 南無阿弥陀佛。(稲垣瑞劔師)
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