- 此の法 学ばずんばあるべからず、此の義 言わずんばあるべからず。
- 佛法は佛法のために学ぶべし。自信教人信のために学ぶべし。
- 火宅無常の世とはいえ、佛法を聞信する人は必ず法悦法喜がある。
- 志だにあれば時間と機会は必ず見出すことが出来る。
- 真宗学徒は一生懸命に聞法研究しておれば健康と長寿が与えられることを信じて、渾身の努力を捧ぐべし。この信念なきものは、大成することは不可能である。
- 真宗学の要点は信心にある。信心中心主義でないものは、徳 具わらず、人 好みてその人の説を聞こうとしない。
- 凡夫として名利の大山に迷惑しない者は一人もないのであるが、お聖教を読む時、法を説く時だけは名利を離れ、後生の一大事を念頭に置いてしなければ効なし。
- 師教を重んじない時は、知らず識らず自見の覚悟が出るものである。
稲垣瑞劔師「法雷」第17号(1978年5月発行)
2 件のコメント:
「自見の覚悟」は、
歎異抄の序にある「まつたく自見の覚悟をもつて他力の宗旨を乱ることなかれ。」
にある言葉で、少し調べてみました。
自見の覚悟とは、独りよがりの理解、自分勝手な了解ということで、
念仏の教えに遇いながら、自己解釈を加えて自己了解したところを、
他の人に伝えることは、念仏の教えを混乱させることになる。とありました。
独学の弊害ですね、深く誡めなければなりません。
改めて師の大切さを思います。
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