人間である以上、
「佛法第一 親には孝行 人には親切」
で世渡りすべきである。
悪い心を持ち、徳を積まぬ者は、往生は別として、此の世が陸(ろく)でいかん。
因果は恐ろしい。悪人は、死ぬるまで待たぬ、必ず思わざる不時災難に遭う。これは天地自然の理である。慎まなくてはならぬ。
名号は善の本であり、德の本である。大信心は道徳の根源である。
稲垣瑞劔師「法雷」第20号(1978年8月発行)
願力成就の報土 人間の一切の生活、一切の思い、一切の行いは、相対の見から来る。相対の見を持った凡夫が、往生の因を自分の胸の内に見出だそうとしても、それは天上の月をつかむようなものである。「願力成就の報土」に往生するには、ただ十八願の「本願力のよびごえ」に引かれて参るよりほかに...
2 件のコメント:
此の世が陸(ろく)でいかん。
「ろくでなし」の意味は、役に立たない者。
「陸(ろく)」は、土地が平という意味から、性格が
まっすぐなさまを意味する。その否定形「ろくでなし」
は、性格が曲がった人をいい、転じて、役に立たない者
というようになった。とありました。
諸悪莫作 衆善奉行 に努め、しかもその執着を離れよ。
とは、あらゆる佛さまの戒めである。慎むべし。
「ろくでなし」の語源、ありがとうございます。
性格を表現するのに大地で譬えるとは何とも大陸的です。
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