- 大道を 歩むすがたを ながむれば
心配もなし 安心もなし
- よき人の 仰せ蒙る そのままに
いただくことが 極楽の道
- 尊しや 世尊に代わる 祖師聖人
佛とおもい 仰ぎ信ぜよ
- 西東 知らねど 祖師に 導かれ
- 大方の 人は賢く なりたがる
智恵も用なく 愚かも用なし
- これほどに 易き往生 知らずして
智恵が邪魔して はからいをする
- 信心を とろうとろうの 夢さめて
助けなおかぬ お慈悲よろこぶ
- よしあしも 思いも信も わすれはて
仰げばそらに 澄める月かげ
- 云えばはからい 云わねば知れず
下戸にわからぬ 酒の味
- 佛法は 知ったおぼえた 飛び越えて
大願業力に引かれ
引かれて 西の彼の岸
稲垣瑞劔師「法雷」第18号(1978年6月発行)
3 件のコメント:
大方の 人は賢く なりたがる 智恵も用なく 愚かも用なし
これほどに 易き往生 知らずして 智恵が邪魔して はからいをする
大したこともない知恵、用なく、邪魔して。
この知恵は法悦ではありません。
阿弥陀様の智慧とは次元が異なる。
この知恵は用なく、邪魔してと、
知らせていただいているのは法悦です。
はからいを知らされて悦びが出るとは、これはおもしろい、不思議なことです。
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