「佛力難思なれば古今も未だ有らず」
「豈心に思い口に議るべけんや」
「こころもことばもたへたれば 不可思議尊を帰命せよ」
「佛力難思なれば古今も未だ有らず」
「豈心に思い口に議るべけんや」
「こころもことばもたへたれば 不可思議尊を帰命せよ」
「凡そ大信海を按ずれば、貴賤緇素を簡ばず、男女老少を謂はず、造罪の多少を問わず、修行の久近を論ぜず(以上、四不)、行に非ず善に非ず、頓に非ず漸に非ず、定に非ず散に非ず、正観に非ず邪観に非ず、有念に非ず無念に非ず、尋常に非ず臨終に非ず、多念に非ず一念に非ず(以上 十四非)、唯是れ不可思議不可称不可説の信楽なり、乃至 如来誓願の薬(本願力)は能く智愚の毒を滅するなり」
「如来誓願の薬は能く智愚の毒を滅するなり」
信心を 取ろう取ろうの 夢さめて 本願力を 仰ぐうれしさ
「往生ほどの一大事、凡夫のはからふべきことにあらず、ひとすじに如来にまかせたてまつるべし」
「往生ほどの一大事、凡夫のはからふべきことにあらず」
「ひとすじにまかせたてまつるべし」
「凡夫の佛に成るこそ不思議なれ」
本願力の大風に 吹かれ吹かれて
まかすこころも 自然なり
「参学識るべし、佛道は思量、分別、卜度、観想、知覚、慧解の外にあり」
「凡そ大信海を按ずれば、貴賤緇素を簡ばず、男女老少を謂はず、造罪の多少を問わず、修行の久近を論ぜず(以上 四不)、行に非ず 善に非ず、頓に非ず 漸に非ず、定に非ず 散に非ず、正観に非ず 邪観に非ず、有念に非ず 無念に非ず、尋常に非ず 臨終に非ず、多念に非ず 一念に非ず(以上 十四非)、唯是れ不可思議不可称不可説の信楽なり、喩へば阿伽陀薬の能く一切の毒を滅するが如し、如来誓願の薬は能く智愚の毒を滅するなり」
念力願力 南無阿弥陀佛 そのはたらきは不思議なり
はたらくままに われは往くなり (瑞劔)
今死ぬとなれば、何一つ役に立つものはない。 役に立つものを一つも持ち合わさないでお助けくださるから、ありがたい。 「ありがたい」とは、如来の不可思議力を不思議と仰いだところに、おのずから湧きおこる歓喜である。 念佛者は、信心歓喜の生活である。 稲垣瑞劔師「法雷」第91号(198...