生死は佛の御いのち㈢

 「生を明らめ、死を明らめ」るとはどういうことであるか。  いわく、前述のごとく、まず因果を深信して、業報の恐ろしいことを思い、無常の迅速なること、生死の問題の重要なることを深く思念して、それからのことだ。  それからどうするのか。それから十悪を慎み、十善を修し、「諸悪莫作」の金...