2019年12月10日火曜日

2011(平成23)年2月発行






2 件のコメント:

土見誠輝 さんのコメント...

3枚目にある「無縁の大悲」を調べてみました。
教行信証真仏土巻より、
・・・慈悲に三縁あり。一つには衆生縁、これ小悲なり。二つには法縁、これ中悲なり。三つには無縁、これ大悲なり。大悲はすなはちこれ出世の善なり。安楽浄土はこの大悲より生ぜるがゆゑなればなり。ゆゑにこの大悲をいひて浄土の根とす。ゆゑに〈出世善根生〉といふなり」と。

阿弥陀仏の大悲は、あらゆる差別を離れた絶対平等の慈悲です。

光瑞寺 さんのコメント...

あらゆる差別を離れ、世間に染まらざる善根をもって建立されたからこそ「浄土」たりえるということでしょうか。
同時に、あらゆる善悪も隔たりも包容して一味になしてゆく「功徳」を持っています。

「尽十方無碍光の    大悲大願の海水に
 煩悩の衆流帰しぬれば 智慧のうしほに一味なり」

よびごえの うちに信心 落處あり

 佛智の不思議は、本当に不思議で、凡夫などの想像も及ばぬところである。佛には佛智と大悲がとろけ合っておる。それがまた勅命とも名号ともとろけ合っておる。  佛の境界は、妄念に満ち満ちた私の心を、佛の心の鏡に映じて摂取不捨と抱き取って下された機法一体の大正覚である。もはや佛心の鏡に映...